「Googleにサイトデータを全部渡し続けるの、なんか嫌だな」と思ったことない?
実はこれ、エンジニアブロガーあるあるで、副業でブログやSaaSを運営し始めると一度は引っかかるポイントなんだよね。Google Analyticsは確かに強力だけど、ユーザーデータをGoogleのサーバーに送り続けていて、GDPR対応のためのクッキー同意バナーも必要になる。読者体験を損なうし、なんとなくスッキリしない。
そこで今回試してみたのが Plausible Analytics。GitHubスター数22,000+(2026年3月時点)のプライバシーファーストなOSS解析ツールで、セルフホストすれば月880円〜のVPSでも余裕で動く。
この記事では、実際にVPSへインストールして使い込んだ感想と、セルフホストの手順をまるっと紹介する。「Google Analyticsからの乗り換えを検討してる」「副業ブログにクッキーバナーを出したくない」という人は参考にしてほしい。
Plausible Analyticsって何者?
GDPRに対応したプライバシーファーストの解析ツール
Plausible Analyticsは2019年にリリースされたOSSのウェブ解析ツール。公式リポジトリは plausible/analytics で、スター数は22,000超え。エストニアのチームが開発していて、EUのサーバーで動かしているクラウド版とセルフホスト版の両方が使える。
一番の特徴はクッキーを一切使わないこと。IPアドレスのハッシュ化などで訪問者を識別するので、GDPR・CCPA対応のクッキー同意バナーが不要になる。これだけでも副業ブログやSaaSを運営しているエンジニアには刺さるはず。
もう一つ驚いたのがスクリプトの軽さ。Plausibleのトラッキングスクリプトはたったの1KB。Google Analyticsの gtag.js が45KB程度あることを考えると、ページ表示速度への影響が全然違う。Core Web Vitalsを気にしているなら、これだけでも乗り換える価値がある。
Google Analyticsと何が違う?
実際に両方使って比較してみると、こういう違いがある:
| 項目 | Plausible | Google Analytics 4 |
|---|---|---|
| クッキー使用 | なし | あり |
| クッキー同意バナー | 不要 | 必要(EU圏) |
| スクリプトサイズ | 1KB | 45KB |
| データの所有権 | 自分(セルフホスト時) | |
| 学習コスト | 低い(UIがシンプル) | 高い(GA4は特に複雑) |
| 価格 | 月$9〜(クラウド)/ VPS代のみ(セルフホスト) | 無料(ただしデータはGoogle所有) |
| カスタムイベント | あり | あり |
| リアルタイム解析 | あり | あり |
正直、Google Analyticsはレポートの柔軟性は圧倒的に高い。広告運用との連携や、細かいファネル分析をするならGA4のほうが向いてる。でも「どこから来たか」「何が読まれているか」程度の情報で十分なら、Plausibleのシンプルさは気持ちいいくらい使いやすい。
クラウド版 vs セルフホスト版:どちらを選ぶ?
クラウド版(有料プラン)の特徴
公式のクラウド版は月$9(約1,300円)〜。10,000PV/月までのプランで、超えると$19、$49と上がっていく。
- メリット: サーバー管理ゼロ。ダッシュボードにドメイン登録してスクリプト埋めるだけで動く。30日間の無料トライアルあり。
- デメリット: PV数が増えると費用がかさむ。データはPlausibleのサーバー上(EUだけど自分のサーバーではない)。
副業ブログを始めたばかりでトラフィックが少ないうちは無料トライアル→クラウド版でも十分。アクセスが月5万PV超えてきたあたりでセルフホストを検討するのが現実的なライン。
セルフホスト版の特徴
VPSにDockerで動かす構成が標準。ConoHa VPSやXServer VPSなら月880円〜のプランで動かせる。
- メリット: データが完全に自分のサーバー内。PV数が増えても費用が変わらない。複数サイトを一台で管理できる。
- デメリット: サーバー管理が必要。アップデートを自分でやる必要がある。
エンジニアなら断然セルフホストがコスパいい。月880円のVPS代だけで何サイトでも解析できるから、副業で複数ブログやSaaSを運営している人に特におすすめ。
VPSを持っていない人は、この機会にひとつ契約してみると便利。Plausible以外にもOSSを気軽に試せるようになる。
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セルフホストで動かしてみた(VPSへのインストール手順)
前提条件
- Ubuntu 22.04 LTS(ConoHa VPS 1GB RAM / 1コア で試した)
- Docker & Docker Compose インストール済み
- ドメイン取得済み(サブドメインでもOK)
- ポート80/443が開放されている
Dockerのインストールが済んでいない場合は先に以下を実行:


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