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title: MemPalace入門:Claude Codeのセッション記憶をローカルで永続化する方法
slug: mempalace-ai-memory-claude-code-local
description: Claude Codeの会話履歴が30日で消える問題をMemPalaceで解決。ローカルAIメモリシステムの仕組み・導入・MCP連携まで実践的に解説します。
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MemPalaceでClaude Codeの記憶を永続化する:ローカルAIメモリ入門
Claude Codeの「記憶喪失」問題、あなたも困っていませんか?
Claude Codeを使い込んでいると、ある日気づきます。「あれ、先週話したあの実装方針、また最初から説明しなきゃいけない」と。
Claude Codeのセッション履歴はデフォルトで30日間しか保持されません。副業プロジェクトや趣味の自作システムでは、数週間ぶりにコードを触ることもザラ。そのたびにコンテキストを再構築するのは、地味にストレスです。
CLAUDE.mdにメモを書く、過去のチャットをコピペする——そんな属人的な運用から卒業できるのが、今GitHubで急上昇中のオープンソースプロジェクト MemPalace です。
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MemPalaceとは?ローカルAIメモリの仕組み
MemPalaceは「ローカルファーストのAIメモリシステム」です。APIキー不要、クラウド不要、完全にあなたのマシン上で動きます。GitHubでは2026年5月に52,000スター超えと急速に注目を集めています。
何が革新的か
一般的なAIメモリ実装は会話を要約して保存します。要約は情報が落ちます。MemPalaceは違います。
> 会話履歴をそのまま逐語テキストで保存し、セマンティック検索で取り出す
要約ロスがない分、精度が高い。公開ベンチマークの LongMemEval では R@5: 98.4%(Hybrid) という数値を記録しています。
メモリの構造:Wing → Room → Drawer
MemPalaceのメモリは3層構造で整理されます。
| 階層 | 役割 | 例 |
|——|——|—|
| Wing(翼) | プロジェクト・人物単位 | myapp、client-abc |
| Room(部屋) | トピック単位 | authentication、db-schema |
| Drawer(引き出し) | 実際のコンテンツ | 会話ログ、メモ、コード断片 |
これにより「myappのauthentication関連の過去議論を全部出して」といった粒度で検索できます。バックエンドはChromaDB(差し替え可能)で、ベクトル検索とキーワード検索を組み合わせたHybridモードが使えます。
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インストール・初期設定
前提
uv が入っていること(pip install uv または [公式](https://docs.astral.sh/uv/) 参照)インストール
`bash
uv tool install mempalace
`
たったこれだけです。グローバルにコマンドが使えるようになります。
プロジェクトの初期化
`bash
mempalace init ~/projects/myapp
`
指定ディレクトリをWingとして登録します。~/.mempalace/ 配下にChromaDBのデータが作られます。
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基本的な使い方
1. mine:過去のClaude Codeセッションを取り込む
`bash
mempalace mine ~/.claude/projects/ –mode convos
`
Claude Codeのセッションファイルを一括でMemPalaceに取り込みます。--mode convos はClaude Code形式に最適化されたモードです。初回はすこし時間がかかりますが、差分更新なので2回目以降は速い。
他にもドキュメントやMarkdownを取り込むことができます。
`bash
READMEやドキュメントを取り込む
mempalace mine ./docs/ –mode docs
`
2. search:セマンティック検索
`bash
mempalace search “JWTの実装方針”
`
過去の会話・ドキュメントから意味的に近いチャンクを返してくれます。キーワードが一致しなくても「認証トークン」「ログイン処理」といった文脈でヒットします。
Wing・Roomを絞ることも可能です。
`bash
mempalace search “DBスキーマの変更履歴” –wing myapp –room db-schema
`
3. wake-up:新セッション向けコンテキスト生成
`bash
mempalace wake-up
`
これがキラーコマンドです。
新しいClaude Codeセッションを始める前にこれを叩くと、直近の作業・未解決の問題・重要な決定事項などを要約したコンテキストブロックを生成します。これをプロンプトの冒頭に貼るだけで、AIが「昨日の続き」として会話を始められます。
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Claude Code・MCPとの連携方法
MCPサーバーとして登録する
MemPalaceはMCP(Model Context Protocol)サーバーとして動かせます。Claude Codeの settings.json に以下を追加します。
`json
{
“mcpServers”: {
“mempalace”: {
“command”: “mempalace”,
“args”: [“mcp”]
}
}
}
`
設定後は Claude Code がMemPalaceを自動的に参照・保存します。「このプロジェクトで以前どんな方針を決めたか」を聞けば、MemPalaceから関連メモリをPullしてくれます。
CLAUDE.mdとの使い分け
| 用途 | 推奨手段 |
|——|———|
| プロジェクト固定のルール | CLAUDE.md |
| 会話ログ・作業履歴 | MemPalace |
| 一時的なメモ | MemPalace Drawer |
CLAUDE.mdは「静的なルール集」、MemPalaceは「動的な記憶」と使い分けると綺麗に整理できます。Claude Codeのカスタマイズをさらに深掘りしたい方は [agent-skillsでClaude Codeを強化](https://devsideup.com/agent-skills-claude-code-addy-osmani/) も参照してください。
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じさくエンジニア向け活用アイデア
VPS上にセルフホストしてチームで共有
MemPalaceのChromaDBデータは単なるファイルです。ConoHa VPS などの格安VPSにMemPalaceをセットアップし、複数人でWingを共有するという使い方ができます。小規模チームのナレッジベースとして機能します。
`bash
VPS側でMCPサーバーを常駐
mempalace mcp –host 0.0.0.0 –port 7700
`
ローカルマシンからSSHポートフォワード経由で接続すれば、実質プライベートAIメモリサービスの完成です。
ローカルLLMと組み合わせる
MemPalace自体はLLMを使いません(ベクトル埋め込みはローカルモデルで処理可能)。OllamaやLM Studioと組み合わせれば、完全オフラインのAI記憶システムが作れます。ローカルLLMを使った調査自動化に興味があれば [Local Deep ResearchでAI調査を自動化](https://devsideup.com/local-deep-research-local-llm-ai-research/) も参考になります。
プロジェクト横断の技術的決定を蓄積する
副業・個人開発で複数プロジェクトを抱えている場合、「あのプロジェクトでエラーハンドリングどう実装したっけ」という横断検索が強力です。
`bash
全Wingをまたいで検索
mempalace search “エラーハンドリング パターン” –all-wings
`
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まとめ
MemPalaceは「AIとの会話履歴が消える」という、AIコーディングツールの根本的な課題を解決します。
特に複数プロジェクトを掛け持ちする副業エンジニアには刺さるツールです。uv tool install mempalace の一行から始められるので、まず試してみてください。
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よくある質問
Q. データはどこに保存されますか?
A. デフォルトは ~/.mempalace/ 配下のローカルディレクトリです。ChromaDBのファイルがそのまま置かれます。クラウドには一切送信されません。
Q. Claude Code以外のAIツールでも使えますか?
A. はい。Gemini CLIやCursorなど、MCP対応のツールであれば連携できます。MCPに対応していないツールでも mempalace wake-up で生成したコンテキストをコピペするだけで活用できます。
Q. ChromaDB以外のバックエンドに変えられますか?
A. MemPalaceはバックエンドが差し替え可能な設計になっています。現時点では公式にはChromaDBが推奨ですが、リポジトリのドキュメントで対応状況を確認してください。自前のPostgres(pgvector)に接続するプラグインを書くことも技術的には可能です。
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