text-to-cad:AIに喋るだけで3Dモデルを生成・3Dプリントするエージェントスキル

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title: AIに喋るだけで3Dモデルが完成する時代へ——Claude CodeでCAD設計からBambu Lab印刷まで自動化する「text-to-cad」
slug: text-to-cad-ai-cad-agent-skill-3dprint
description: 自然言語でCADモデルを生成しSTL出力→3Dプリント印刷まで全自動化できるClaude Codeスキル「text-to-cad」の導入・使い方・ロボット設計応用まで徹底解説。

AIに喋るだけで3Dモデルが完成する時代へ——Claude CodeでCAD設計からBambu Lab印刷まで自動化する「text-to-cad」

「作りたいもの」を口頭で言うだけで、3Dモデルが出てくる

「ネジ穴が4つある100×60mmのプレートを作って」

これだけで、STEP/STLファイルが生成され、スライサーを通って、Bambu Labの3Dプリンターに送信され、印刷が始まる。

信じられないかもしれないが、2026年現在、これは実際に動く話だ。

GitHubで公開された [earthtojake/text-to-cad](https://github.com/earthtojake/text-to-cad)(スター数:5,509)は、CAD・ロボティクス・ハードウェア設計に特化したAIエージェントスキルのコレクションだ。Claude Codeに「CADスキル」を追加することで、設計→エクスポート→印刷という一連のフローが、ほぼ会話だけで完結するようになる。

本記事では、自作エンジニア・副業プログラマー向けに、text-to-cadの全機能とインストール方法、実際の使い方フロー、ロボット設計への応用、そして活用アイデアを丁寧に解説していく。

text-to-cadとは何か——スキル一覧と各機能の概要

text-to-cadは、単一のCADツールではなく、ハードウェア設計に必要な9つのスキルを束ねたエージェントプラグイン集だ。

| スキル | 何ができるか |
|——–|————-|
| CAD | 自然言語・画像からCADモデルを生成。STEP/STL/3MF/GLB形式で出力 |
| CAD Viewer | ブラウザ上でCAD/Gcode/ロボットファイルをプレビュー |
| step.parts | ネジ・ベアリング・モーター等の既製品STEPパーツを検索・取得 |
| URDF | ロボット構造ファイル(リンク・ジョイント・イナーシャ)を自動生成 |
| SRDF | MoveIt向けプランニンググループ・エンドエフェクタ設定を追加 |
| SDF | Gazebo等シミュレーター用モデル・ワールド(物理・センサー)を生成 |
| SendCutSend | レーザーカット向けDXF/STEPファイルの事前バリデーション |
| G-code | STLから実スライサーCLIを使ってFDM 3Dプリンタ用Gcodeを生成 |
| Bambu Labs | Bambu Lab 3DプリンターへGcodeをアップロードして印刷開始 |

CADモデルの生成からロボット設計、シミュレーション、そして実際の印刷指示まで、ハードウェア開発に必要な工程をエージェントが一気通貫でカバーする。

このスキルがどんなエージェントでも使えるのは、SKILL.md対応のエージェント(Claude Code、OpenCode、Codex等)であれば全て動作するためだ。Claude Codeユーザーには特にシームレスに統合できる。

Claude Codeのスキル拡張については、[agent-skillsでClaude Codeを強化](https://devsideup.com/agent-skills-claude-code-addy-osmani/)の記事も合わせて読むと、スキルの仕組みをより深く理解できる。

インストール方法——2ステップで終わる

セットアップは驚くほど簡単だ。以下のどちらかの方法でインストールできる。

方法1:Skills CLI経由(推奨)

`bash
npx skills install earthtojake/text-to-cad
`

方法2:Claude Codeのプラグインマーケットプレイス経由

`bash

マーケットプレイスから追加

claude plugin marketplace add earthtojake/text-to-cad

CADスキルをインストール

claude plugin install cad@text-to-cad
`

インストール後は、Claude Codeのセッション内でCAD関連の指示を出すだけで、エージェントが自動的にスキルを呼び出す。追加設定は不要だ。

実際の使い方——自然言語でCAD → STL → 3Dプリント

では具体的なフローを見てみよう。

ステップ1:自然言語でCADモデルを指示する

`
「ネジ穴(M3、直径3.2mm)が四隅にある100×60×3mmの矩形プレートを作って。
角はR3のフィレットをかけて、STL形式で出力して」
`

エージェントはこの指示を解析し、CADスキルを使ってモデルを生成する。STEP/STL/3MF/GLBの各形式に対応しているため、用途に合わせた出力が可能だ。

ステップ2:既製品パーツをスキルで検索

設計に市販のネジやモーターを組み込みたい場合は、step.partsスキルが活躍する。

`
「M3×10mmのなべ頭ネジのSTEPパーツを探して、先ほどのプレートと組み合わせてくれ」
`

既製品パーツのSTEPデータを自動取得し、アセンブリとして統合してくれる。ゼロから寸法を調べて設計する手間が省ける。

ステップ3:Gcodeに変換

`
「このSTLを、レイヤー高0.2mm、ノズル径0.4mm、フィラメントPLAでFDM印刷用のGcodeに変換して」
`

G-codeスキルは実スライサーCLIを内部で呼び出すため、ソフトウェアを別途起動する必要がない。生成されたGcodeはそのまま次のステップで使える。

ステップ4:CAD Viewerでプレビュー確認

印刷前にブラウザ上でモデルを3Dプレビューできる。Gcodeパスのシミュレーション確認も可能だ。

Bambu Lab連携——プリンターへ直接アップロードして即印刷

Bambu Labsスキルは、このワークフローの最後のピースだ。

`
「GcodeをBambu Labにアップロードして、P1Sで印刷を開始して」
`

Bambu LabのAPIと連携し、ローカルネットワーク上のプリンター(またはクラウド経由)へGcodeを転送し、印刷ジョブを開始する。

設計→スライス→印刷の一連の工程が、すべてClaude Codeの会話ウィンドウから完結する。スライサーアプリを起動し、設定を確認し、USBに書き込んで……という従来の手順がまるごと消える体験は、一度やると戻れない。

Bambu Lab以外のプリンターを使っている場合も、G-codeスキルで生成したファイルをそのまま使えるため、汎用性は高い。

ロボット設計への応用——URDF/SDF/SRDFで設計からシミュレーションまで

text-to-cadがじさくエンジニアにとって特に強力なのは、ロボット開発のワークフローもカバーしている点だ。

URDFで関節・リンク構造を自動生成

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「2自由度のロボットアームを設計して。ベースリンク、上腕リンク、前腕リンクの3リンク構造で、
各関節の回転軸と慣性テンソルも含めたURDFファイルを生成して」
`

URDFスキルは、リンクの形状・質量・慣性、ジョイントの種類・軸・可動範囲を自然言語から生成する。ROS/ROS2のロボット記述ファイルを手書きする労力が大幅に削減できる。

SRDFでMoveIt設定を追加

URDFが完成したら、SRDFスキルでMoveIt向けのプランニンググループとエンドエフェクタの定義を追加できる。

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「先ほどのURDFに対して、arm_groupとgripper_groupのプランニンググループを持つSRDFを生成して」
`

SDFでGazeboシミュレーション環境を構築

`
「このロボットをGazeboでテストするためのSDF環境を作って。
床面あり、重力あり、LiDARセンサーをベースに搭載した状態で」
`

SDFスキルはGazebo等のROSシミュレーター向けに、物理パラメーター・センサー設定・ワールド環境を含むファイルを生成する。

じさくエンジニア向け活用アイデア

text-to-cadが実際にどう役立つか、具体的なシーンで考えてみよう。

プロトタイプの高速量産

新しい電子工作プロジェクトを始めるたびに、ケースや取付プレートをゼロから設計するのは手間がかかる。text-to-cadなら「Raspberry Pi Zero 2W用の壁掛けケース、ベンチレーションスロットつき」と一言言うだけで初稿が出てくる。修正も会話で即反映できる。

電子工作・マイコンのカスタムケース

ArduinoやESP32、各種センサー基板のカスタムケースを量産するのに最適だ。寸法を伝えるだけでフィット感のあるエンクロージャーが生成され、Bambu Labで当日中に出力できる。

レーザーカット部品の事前チェック

SendCutSendスキルを使えば、アルミやアクリル板のレーザーカット注文前に、DXF/STEPファイルのバリデーションが自動で行える。発注ミスを未然に防げるのはコスト的に大きい。

ガンプラ・フィギュアの改造パーツ製作

趣味の改造にも使える。「関節の可動域を広げるためのポリキャップアダプター、外径6mm内径3mm」といった指示でも、実用的なパーツが生成できる。3Dプリンターを持っているモデラーにとっては試さない手がない。

クラウドで設計環境を常時稼働させたい場合

text-to-cadのスライサーCLIやロボットシミュレーション環境を常時稼働させたい場合は、VPSにサーバーを立てるのが現実的な選択肢だ。ConoHa VPSは国内データセンター提供でレイテンシが低く、時間課金での利用も可能なため、スポット的な重い処理にも向いている。

まとめ

text-to-cadは、ハードウェア設計の民主化を推し進めるプロジェクトだ。

  • 自然言語→CADモデル生成(STEP/STL/3MF/GLB)
  • 既製品パーツの自動検索・統合
  • 実スライサーCLIによるGcode生成
  • Bambu Labへの直接アップロード・印刷開始
  • URDF/SRDF/SDFによるロボット設計・シミュレーション対応
  • これだけの機能が、npx skills install earthtojake/text-to-cad の1行で使えるようになる。

    Claude Codeがコードを書くだけでなく、物理的なモノを作るパートナーになる時代が、静かに始まっている。

    動画編集を自動化した[video-useでClaude Codeが動画を自動編集](https://devsideup.com/video-use-claude-code-video-edit-ai/)のケースと同様、AIエージェントの「創造できる領域」は、ソフトウェアを超えてハードウェアにまで広がりつつある。

    よくある質問(Q&A)

    Q1. Bambu Lab以外の3Dプリンターでも使えますか?

    はい。G-codeスキルで生成したGcodeファイルは汎用フォーマットなので、Bambu Lab以外のプリンター(Bambu以外のFDM機全般、Prusa、Creality等)でもそのまま利用できます。Bambu Labsスキルは自動送信・印刷開始を担うオプション機能です。

    Q2. CADの知識がなくても使えますか?

    基本的な使い方は自然言語だけで完結するため、CAD専門知識は不要です。ただし、「公差」「フィレット半径」「ネジの規格(M3、M4等)」といった基礎的なハードウェア用語を知っていると、より精度の高いモデルを指示できます。

    Q3. 生成されたCADモデルの精度はどの程度ですか?

    シンプルな形状(プレート、ブラケット、エンクロージャー等)は実用レベルの精度で出力されます。複雑な有機曲面や高精度が求められる機械部品は、生成後にFreeCADやFusion 360等で寸法の微調整を行うことを推奨します。text-to-cadはSTEP形式での出力に対応しているため、外部CADソフトへのインポートもスムーズです。
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